AMCで2008年から2013年にかけて放送されたテレビドラマ『ブレイキング・バッド』(全5シーズン・全62話)の主要登場人物相関図。ニューメキシコ州アルバカーキを舞台に、末期の肺がんと診断された高校化学教師ウォルター・ホワイトが、家族に財産を残すために元教え子のジェシー・ピンクマンと共にメタンフェタミン(クリスタル・メス)の製造に手を染め、裏社会の深みへと堕ちていく姿を描いた犯罪ドラマの金字塔。
主演のブライアン・クランストンはプライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ主演男優賞を4度受賞し、アーロン・ポールも助演男優賞を3度受賞。本図ではシーズン1から最終シーズン5までの主要人物の関係性を網羅する。
登場人物一覧
ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン)
ニューメキシコ州アルバカーキの高校化学教師。ステージ3の肺がんで余命2年と宣告され、家族に財産を残すため元教え子のジェシーと共にメタンフェタミン(クリスタル・メス)の製造を始める。かつてはグレイマター・テクノロジー社の共同創設者だったが、会社の権利を5000ドルで売却して去った過去を持つ。純度99.1%の青いメスを生み出す天才的な化学の知識を持ち、裏社会では「ハイゼンベルク」の名で恐れられるようになる。
スカイラー・ホワイト(アンナ・ガン)
ウォルターの妻。シリーズ開始時は妊娠中で、のちに娘ホリーを出産する。ウォルターのたびかさなる不在や奇怪な振る舞いに不信感を募らせ、やがて夫の犯罪を知る。最終的にはウォルターの麻薬ビジネスの資金洗浄に加担するようになるが、夫への恐怖と家族を守りたい思いの間で苦悩し続けた。
ウォルター・ホワイト・Jr.(RJ・ミッテ)
ウォルターとスカイラーの息子。脳性麻痺のため軽度の言語障害と歩行障害を持つが、強い意志を持って生きている。父親のがん治療費を募るウェブサイト「SaveWalterWhite.com」を立ち上げるなど家族思い。父の正体を知った後は激しく拒絶する。フリン(Flynn)という名前を好んで使う。
ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス)
DEA(麻薬取締局)アルバカーキ支局の捜査官で、スカイラーの妹マリーの夫(ウォルターの義兄弟)。陽気で外交的な性格だが、仕事ではタフで粘り強く麻薬ディーラーを追い詰める有能な捜査官。「ハイゼンベルク」を追い続け、やがてその正体がウォルターであることを突き止めるが、ジャック一味に射殺される。
マリー・シュレイダー(ベッツィー・ブラント)
ハンクの妻で、スカイラーの妹。放射線技師として病院で働いている。情に厚い性格だが窃盗癖があり、周囲の悩みの種にもなっている。ウォルターにがん治療の病院を紹介したのは彼女。夫ハンクがジャック一味に殺害された後は深い悲しみに暮れる。
ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)
ウォルターのかつての教え子で、メス製造のパートナー。裕福な家庭に生まれたが素行不良で追い出され、がんを患った叔母と同居していた。学業にやる気がなく化学の単位を落とすほどだったが、ウォルターに協力してメスの売人となる。シリーズを通じてウォルターとの愛憎関係に翻弄され、最終的にはジャック一味に奴隷として囚われるが、ウォルターに解放される。
スティーブン・ゴメス(スティーブン・マイケル・ケサダ)
DEAアルバカーキ支局のハンクの相棒で親友。ハンクと共に「ハイゼンベルク」の捜査に携わる。ハンクがウォルターの正体を突き止めた後も協力し、逮捕に向けて動くが、荒野でのジャック一味との銃撃戦でハンクと共に命を落とす。
ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート)
表向きはファストフードチェーン「ロス・ポジョス・エルマノス」を経営する慈善家だが、裏ではアメリカ南西部のメタンフェタミン流通を牛耳る麻薬王。チリ出身で過去は謎に包まれている。常に礼儀正しく冷静沈着だが、裏では無慈悲で冷酷なボス。ウォルターの青いメスの品質を認め雇用するが、やがて対立し、シーズン4でウォルターの策略により爆殺される。
マイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス)
元フィラデルフィア市警の警察官で、表向きはロス・ポジョス・エルマノスの警備員。裏ではガス・フリングの右腕として、ボディーガードから暗殺まで何でもこなすフィクサー。寡黙で冷徹だが、孫娘ケイリーへの深い愛情を持つ。ガス亡き後はウォルター、ジェシーと組んでメスビジネスを続けるが、シーズン5でウォルターに射殺される。
ソウル・グッドマン(ボブ・オデンカーク)
本名ジェームズ・"ジミー"・マッギル。TVCMで派手に宣伝する悪徳弁護士で、シーズン2から登場。金のためなら犯罪者の弁護も厭わず、ウォルターとジェシーのメスビジネスの法的な裏工作や資金洗浄を担う。胡散臭い風貌だがクライアントへの忠誠心は厚い。スピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』の主人公。
ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン)
トッドの叔父で、白人至上主義ギャングのリーダー。金さえ積めば殺人も請け負う冷酷な男だが、甥のトッドには甘い一面もある。ウォルターの依頼でマイクの部下たちの口封じを実行。ハンクとゴメスを射殺し、ウォルターの金の大半を奪う。最終話でウォルターが仕掛けた自動機関銃により銃撃を受け、最後はウォルターに射殺される。
トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス)
シーズン5から登場。ジャック・ウェルカーの甥で、礼儀正しく穏やかな印象とは裏腹に凶悪な犯罪に手を染める若者。ウォルターのメス精製の助手を務め、ウォルター引退後はジェシーを奴隷として監禁し、メスの製造を強制する。最終話でジェシーに首を絞められて死亡。
ヘクター・サラマンカ(マーク・マーゴリス)
メキシコ・カルテルの元幹部で、サラマンカ一家の長老的存在。脳卒中により車椅子生活となり、言葉を話すことができず、ベルを鳴らすことでのみ意思疎通する。かつてガス・フリングのビジネスパートナーであるマックス・アルシニエガをドン・エラディオの命令で射殺しており、ガスとは数十年にわたる因縁がある。シーズン4最終話「Face Off」でウォルターの策略に協力し、車椅子に仕掛けられた爆弾でガスを道連れに自爆した。
トゥコ・サラマンカ(レイモンド・クルーズ)
ヘクター・サラマンカの甥で、カルテルの北部領域における高レベルの麻薬ディーラー。サディスティックで衝動的な性格を持ち、ウォルターとジェシーのメスを流通させる取引相手となるが、暴力的で予測不能な行動から二人を恐怖に陥れる。DEAの捜査が迫る中、ウォルターとジェシーを砂漠のヘクターのコテージに拉致するが、ウォルターを捜索していたハンクに偶然発見され射殺された。
リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー)
ドイツの多国籍企業マドリガル・エレクトロモーティブ社のロジスティクス部門責任者。表向きは企業幹部だが、裏ではガス・フリングにメチルアミンを密かに供給していた。ガスの帝国崩壊後はウォルターの組織、さらにジャック一味と提携し、メスの国際流通を担う。神経質で臆病だが、自己保身のためには他者を切り捨てる冷酷さも持つ。最終話でウォルターにリシンを仕込んだステビア(甘味料)で毒殺された。
ジェーン・マルゴリス(クリステン・リッター)
タトゥーアーティストで、ジェシーの隣人・大家であり恋人。父ドナルド・マルゴリスは航空管制官。薬物依存からの回復途上にあったが、ジェシーと共にヘロインに手を出してしまう。シーズン2で、ヘロインの過剰摂取により嘔吐物で窒息しかけた際、ウォルターが現場に居合わせながら助けず見殺しにした。この出来事はジェシーが闇に堕ちていく大きな転機となった。
関係性一覧
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- ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) →殺しを依頼→裏切られる →ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン)ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) は ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) に対して「殺しを依頼→裏切られる」の関係です。
- ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) →叔父→甥 →トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス)ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) は トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス) に対して「叔父→甥」の関係です。
- トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス) →メス製造を強制 →ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス) は ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール) に対して「メス製造を強制」の関係です。
- ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) →射殺 →ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス)ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) は ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス) に対して「射殺」の関係です。
- ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) →ガス亡き後のパートナー→射殺 →マイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス)ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) は マイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス) に対して「ガス亡き後のパートナー→射殺」の関係です。
- ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール) →ウォルター逮捕に協力 →ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス)ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール) は ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス) に対して「ウォルター逮捕に協力」の関係です。
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- スカイラー・ホワイト(アンナ・ガン) →資金洗浄に加担 →ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン)スカイラー・ホワイト(アンナ・ガン) は ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) に対して「資金洗浄に加担」の関係です。
- ヘクター・サラマンカ(マーク・マーゴリス) →数十年の因縁→自爆で道連れ →ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート)ヘクター・サラマンカ(マーク・マーゴリス) は ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート) に対して「数十年の因縁→自爆で道連れ」の関係です。
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- ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) →ガス暗殺の協力を持ちかける →ヘクター・サラマンカ(マーク・マーゴリス)ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) は ヘクター・サラマンカ(マーク・マーゴリス) に対して「ガス暗殺の協力を持ちかける」の関係です。
- リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) →メチルアミン供給→リシンで毒殺される →ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン)リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) は ウォルター・ホワイト / ハイゼンベルク(ブライアン・クランストン) に対して「メチルアミン供給→リシンで毒殺される」の関係です。
- トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス) →一方的な好意 →リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー)トッド・アルキスト(ジェシー・プレモンス) は リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) に対して「一方的な好意」の関係です。
- リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) →メチルアミンを密かに供給 →ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート)リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) は ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート) に対して「メチルアミンを密かに供給」の関係です。
- リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) →ビジネス提携 →ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン)リディア・ロダルテ=クエイル(ローラ・フレイザー) は ジャック・ウェルカー(マイケル・ボーウェン) に対して「ビジネス提携」の関係です。
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